しあわせの通信簿

家庭教師 吉永賢一が君に伝える、しあわせパーツの揃え方。全12回。

ついに、最終回になりました。

ここまで読んできてくださって、ありがとうございます。

まず、これまでのまとめです。

キーワードで要点をまとめると、

第1回 “パーツを集める”という考え方
第2回 知識を得ること
第3回 意志、責任
第4回 感情
第5回 使命感
第6回 身体
第7回 人間関係
第8回 経済
第9回 仕事
第10回 趣味、余暇
第11回 ボランティア


という感じになります。

それぞれ、内容を覚えているでしょうか?

気になるところがあれば、ぜひ、読み返してみてください。

これらの“パーツ”を揃えてゆくことで、君のしあわせが拡大してゆくということを、これまで、一生懸命に書いてきたわけです。

そして、こういう見取り図を持つことで、「今やっている日々の勉強」がどこにつながっているか、見えやすくなることを願って書いてきました。

もちろん、一方で、こんなことは、全然考えないで生きている人たちもいます。

「そんなことは、考えるだけムダだ、目先のことだけ、がんばればいいんだ」という考え方の人もいます。

もちろん、ぼくがここまで書いてきたことは、絶対的なことでは決してないし、完全なものだとも思っていません。むしろ、不完全なものだと思います。

それでも、こうやって、「しあわせのパーツって、何だろう?」と考えているぼくたちは、しあわせに向かって、より効果的な航海図を持っているのだと信じています。

では、この航海図にしたがって、日々進んでゆくためには、どうしたらいいでしょうか?

よく考えてみると、これらのすべては、ぼくたちの生活リズムの上に乗っているわけです。

ぼくたちは、日々生きていて、実際の活動というものは、そのすべてが、その日々の生活の中での活動になるからです。

だからこそ、これらの“パーツ”を実際に集めてゆくためには、そのための行動を実践するための生活リズムの確立が大切になってきます。

その“リズム”の中でも、特に大切なのが、「1日のリズム」です。

毎日毎日やってくる「1日」、それを、どう過ごすか。

では、特に大切な「1日のサイクル」について、そのおすすめの構成を書きたいと思います。

まず、夜は寝る。しっかりと寝ます。

そして、朝起きますよね。起きたら、とにかく「大切なこと」をやろうとします。

君にとって「大切なこと」を、朝の時間に配置する。

学校の授業よりも大切なことがある人は、学校の授業がはじまる前の時間に、それを配置します。

「朝に、大切なことをやってしまう」

という方針を、ぜひ、習慣化してみてください。

なぜこれが良いかというと、ぐっすり寝ることで、朝は意志力が高まっているからです。

そして、そこから先の1日を、達成感を持って、気分良く過ごすことができるからです。

もうひとつ大切な方針は、夜寝る前には、「休憩モード」に入ること。

そのためには、「よし、今日のやることは、もうこれで終わり!」という区切りを、しっかりと意識します。

その区切りから先は、リラックスをして、あまり意志力が必要な活動はしません。

こうして、寝付くための準備をしてゆきます。

1日のサイクルの中で、「まだ今日は、やることがある」という状態では、十分にリラックスすることができません。

そのまま寝ることを続けてしまうと、気分を緩めることなく睡眠に入ることがつづくので、それが蓄積して、だんだん、気持ちがつらくなってきてしまいます。

だからこそ、仮に、予定の途中までしかできなかったとしても、それでも、1日の中のどこかで、「よし、今日は、ここまでで終わり!」としっかりと決めて、そこから先は休むことが大切です。

そしてぐっすりと寝て、大切なことは、なるべく、翌日の朝1番に行うようにしてください。


まとめると、1日のサイクルは、「睡眠→大切なこと(やるべきこと)→リラックス(遊び)→睡眠」という順序がおすすめです。

これを逆にして、「リラックスしてから、やるべきことをやり、やるべきことをやっているうちに、疲れていつの間にか寝てしまう」という順番は、なるべく避けるようにしてください。

そうではなくて、朝起きてから、まず大切なことをやって、その日の大切なことをやり終えて、休みます。

「その日のやること」が多すぎて終わらない場合は、途中で切り上げて、休むことにするわけです。

もちろん、「やるべきこと」をやる前に、小休止や中休止をとって、エネルギーを回復してから取り組むのは、良いことだと思います。

大切なことは、1日のおわりの時間帯に、「よし、今日のやるべきことは、これでおわり!」という区切りをしっかりと設けて、そこから先は休むことです。


最後に、ぼくから君へのメッセージです。

「現実を通って、理想に至れ」

理想を抱きつつ、日々の現実を生きる。

すると、現実の中に、ちらほらと理想のかけらが入り始め、そのうち、理想がどんどん、現実の中に入ってくるようになります。

つまり、「理想」であったことが、現実化されはじめます。

そうなると、今度は、君の現実が、新しい理想を生み出し、現実が、理想を教えてくれるようになるでしょう。

そうしたら、今度は、またその理想に向かって、日々の現実を歩みます。

この循環の中を生きる。そうすることで、理想と現実の間のサイクルを感じることができるようになります。

こういうサイクルを感じながら、同時に、暦のサイクルも感じて生きるようにしてみてください。

日々の循環も感じながら生きて、季節の循環も感じながら生きます。朝があって、夜があり、春があって、冬がある。

この循環の中で、しあわせの“パーツ”を集めてゆく。

そうしているうちに、その“パーツ”がたまってゆくことで、しあわせが増大してゆく。

君が、そうなることを願って、筆を置きたいと思います。



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「やってらんねー」勉強が、まさか、こんなに自分の人生に役立つなんて・・・

ちょっと、自分でも、信じられないくらいなんです。

いろいろ経験を積んで、大人になって、いまつくづく思うのは、「受験勉強が、とてつもなく役立っている」ということ。

でも、高校生のぼくが、そこまで理解して、受験勉強に取り組んでいたわけではありません。

もし、この見通しを、高校生のぼくが持っていたら・・・

もっと楽しく、もっとわくわくしながら、もっと価値を感じながら、そして、もっと適切に、勉強できたはずです。

そう考えると、えらくムダなことをしてしまいました。

高校生のぼくが、このことを知っていたら・・・

今のこの人生も、はるかに素晴らしいものとして結実し、さらにウハウハな人生を楽しめていたと思います。

だからこそ、ぜひ、高校生に「勉強すると、何がトクか?」を話せたらなーと、望んでいました。

人生の前半、大体40才くらいまでの全体像が見えてくるように、君がウハウハな人生を満喫できるように、そういう将来が見えてきた状態で、今の勉強に取り組める方法を、シンプルにカンタンに話してゆきます。

正直、高校生の頃のぼくに聴かせてあげたいです。