参考書最強伝説

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第四回社会の偏差値を上げる方法

 今回は、偏差値を上げる方法を具体的に考えていこう。いろいろな教科があるが、その中でも、最も偏差値の上げ方がシンプルなのは社会である。理由は、内容を理解し、覚えれば、覚えたものが比較的そのまま出題されるからだ。では、社会の中でも最も受験者数の多い日本史を例にとって考えていくことにしよう。

 日本史の偏差値を上げるためにはどうしたらいいか。通史を仕上げ、年号、史料、記述、論述、正誤対策をしっかりと行えば弱点はなくなるはずだ。そして、繰り返しになるが、授業を受けただけ、参考書を読んだだけでは成績に反映されることはない。「覚える」こと、そしてその内容を自分で使いこなすことが「できる」ようになることが重要である。

 さらに、ただ「できる」ようになればいいわけではない。5年かかってできるようになっても受験には間に合わない。間に合わないというか、それでは4浪も5浪もしてしまう。短い期間で、大量の知識を、他の受験生に比べて多く暗記するのが理想的である。他の受験生も「日本史B」という範囲を勉強し、成績を上げよう、偏差値を上げようとしているのだから、他のライバルを意識して勉強し、追い抜かし、差をつけなければいけない。

 さあ、本コラムをここまで読んできた皆さんにはわかると思うが、こういった視点で考えた場合、授業を中心に日本史を勉強するという方法が、偏差値を上げるのに適切なものなのであろうか。授業は、受験生が最もとってはいけない受験戦略であるという事がわかるのではないだろうか。

 ライバルたちと同じ内容を、同じペースで受講し、同じペースで復習し覚えていく。まだ復習や覚える時間を確保しているならマシな方だが、授業を受けっぱなしにして完璧にしていない生徒がたくさんいる。事実、本コラムの読者に聞きたい。君たちは学校や予備校で日本史を受講しているにもかかわらず、偏差値が55以下の生徒だったりしないだろうか?それは復習をしていない何よりの証拠だ。学校の教科書や予備校のテキストで習った範囲の用語を全て言えるようにしていれば、偏差値は55以下にはならないはずだ。

習った範囲の用語を覚えていようがいなかろうが、授業は進んでいく。ついていけない生徒がいたとしても、一人の生徒に合わせて次の授業内容が変わることはない。

 全範囲を習い終わる頃には年が明け、センター試験が差し迫っている。過去問演習をしたくても、期間は短いし、分野別対策もままならないというのが学校や予備校のカリキュラムである。むしろ、全範囲を教えずに入試に突入してしまう学校も多い。